セラピスト資格の種類と取得方法、最適な資格を見つけよう
2024/06/20セラピストブログ
セラピスト・リラクゼーションセラピストの役割・仕事内容
◎リラクゼーションセラピストの基本的な役割・仕事内容
リラクゼーションセラピストとは、自らの手技や接客のみを提供する、心と体の癒しのプロの専門家です。
お客様やクライアントのニーズに応じた、適切な施術提供やアドバイスを行う事が求められます。
リラクゼーションセラピストは、お客様やクライアントの身体的、精神的な状態(お身体の凝りや張りであったり、心のお疲れ等)を丁寧に聞き取り、その人に寄り添った、施術方法やお身体のケアプランやセルフケアの方法等を提案します。
また、施術提供中はお客様やクライアントの表情や反応に注意を払い、お客様やクライアントが求める、安心できる空間を提供することが重要です。
自身のエゴで行いがちな職種にはなりますが、お客様やクライアントから支持されてこそ活躍できるお仕事の為、お客様毎に接客・施術構成等を合わせていく必要があるでしょう。
◎心身を癒すための施術方法
セラピストはリラクゼーション手技、メンタルケアなど多岐にわたる施術方法やサービスを用います。
マッサージ施術技術やアロマセラピー・音楽療法・カウンセリング・ボディケアメンテンナンスカウンセリングなど、さまざまな技術や知識を駆使して、お客様やクライアントの心身のバランスを整えます。
提供する施術方法についても、ボディケア・タイ古式マッサージ・リンパマッサージ・リフレクソロジー・ヘッドスパマッサージ・デトックスマッサージ・痩身マッサージ等、セラピストの専門分野や資格によって異なります。
◎リラクゼーションセラピストが活躍する場
リラクゼーションセラピストはリラクゼーションサロンや美容サロン、医療機関、など、さまざまな場所で活躍しています。
ストレス社会でもある近年では、企業や学校、介護・福祉施設などへ訪問し施術を行う、「派遣型セラピスト」の需要も高まっています。
リラクゼーションセラピストは、人々の健康増進や生活の質向上に貢献する重要な役割を担っていると言えるでしょう。
セラピスト資格取得の方法
◎専門学校や大学で学ぶ
専門学校や大学で関連分野を学び、基礎知識と技術を専門的に習得する事も可能です。
専門学校では、実技中心の授業で実践的なスキルを身につけられます。大学では、心理学や東洋医学など、より深い知識を学ぶことができます。専門学校や大学で学ぶことで、体系的な知識と技術を習得し、将来のキャリアパスを築くことができます。
◎セミナーやワークショップや通信講座で学ぶ
毎日が忙しい社会人や、短期集中で学びたい方にとっては、セミナーやワークショップや通信講座が最適です。
ワークショップやセミナーでは、短期間で特定の技術や知識を習得できます。
オンライン学習等の通信講座では、自分のペースで学習を進められます。
ただし、実技練習については自分で行う必要があるため、家族や親族やパートナー等に行う等が必要となりますので、練習するにしても工夫が必要となるでしょう。
◎独学やサロンワークにて資格取得を目指す
独学やサロンで就業しながら、必要な資格取得を目指す方法もあります。
独学やサロン就業をしながら学ぶ事は、自分の時間を有効に使え、自分にペースで進められる為、非常に効率は良いものになるでしょう。
書籍やインターネットや動画配信等を活用して、必要な知識や技術を学び、資格試験に備えます。
独学やサロンワークにて資格取得を目指すデメリットは、モチベーション維持や学習方法の工夫が重要にはなってくるでしょう。
国家資格と民間資格の違い
◎国家資格とは
国家資格は日本国の法律に基づいて認定され、非常に信頼性や難易度の高い資格です。
セラピストとリンクする国家資格と言えば、公認心理師や柔道整復師などが含まれます。
国家資格を取得するには、厳しい試験に合格する必要があります。
国家資格は、公的機関に認められた資格である為、就職や開業に有利に働く場合があります。
◎民間資格とは
民間資格は民間団体が発行する資格で、特定の分野に特化しています。
エステティシャンやリラクゼーションセラピスト・アロマセラピスト・アロマセラピーなどが代表的です。
民間資格は、国家資格に比べて取得しやすい場合がありますが、社会的な認知度については国家資格ほど高くありませんし全国共通という資格でもございませんが、実用性(資格を取得し、就業する、資格を保持して開業する等)という観点で考えるのであれば、民間資格でも充分なスキルを身に付けることも出来るでしょう。
主な国家資格の種類
◎公認心理士
公認心理師は心理学の専門知識を用いて、主に心理的支援を行う専門家です。
心理に関する支援を要する方の心理状態の観察、その結果の分析を行い、お客様やクライアントの心の問題解決を支援します。
公認心理師になるには、大学院で心理学を専攻するか、法の規定する認定施設で2年間の実務に就き、国家試験に合格する必要があります。
◎柔道整復師
柔道整復師は骨折や脱臼、捻挫の治療を専門とする国家医療資格です。
柔道整復術を用いて、患者の身体の痛みや機能障害を改善します。柔道整復師になるには、専門学校を卒業し、国家試験に合格する必要があります。柔道整復師資格を有している業態としては整骨院等がこれにあたります。
◎鍼灸師
鍼灸師は東洋医学に基づいた鍼や灸を用いて、身体のバランスを整える治療を行います。
鍼灸師は、身体の経絡やツボを理解し、鍼や灸を適切に施術することで、様々な症状の改善を目指します。
鍼灸師になるには、専門学校を卒業し、国家試験に合格する必要があります。
主な民間資格の種類
◎アロマセラピスト
アロマセラピストは精油を用いたリラクゼーションや施術を行い提供する専門家です。
アロマセラピストは、精油の成分や効果効能を理解し、お客様やクライアントのニーズに合わせたブレンドオイルを生成作成します。
アロマセラピーは、心身のストレスを軽減したり、身体の不調を改善したりする効果が期待されています。
◎リフレクソロジスト
リフレクソロジストは足裏を刺激して、全身の健康を促進するリラクゼーションセラピストです。
足裏には、身体の各器官に対応する反射区が存在するとされ、リフレクソロジーはこれらの反射区を刺激することで、身体の機能を高めるとされています。
リフレクソロジーは、リラックス効果や血行促進効果、免疫力向上効果などが期待されています。
◎タイ古式セラピスト
タイに古来より伝わる、タイ古式マッサージの技術を習得し、施術を行うセラピストです。
タイ古式マッサージは、タイ伝統の治療法であり、指圧、ストレッチ、ヨガ(yoga)の要素を組み合わせた世界的にも有名なマッサージ方法です。
このマッサージは、エネルギーライン(セン)に沿って圧を加えることで、身体のエネルギーの流れを改善し、リラクゼーションと健康を促進することを目的としています。
セラピストに向いている人
◎高いコミュニケーション能力
セラピストやリラクゼーションセラピストは、相手の気持ちを理解し、適切に順応に対応できる高いコミュニケーション能力が求められます。
セラピストは、お客様やクライアントと良好な関係を築き、安心して施術を受けられるように、丁寧なコミュニケーションを心がける必要があります。
◎技術向上に対する熱意
セラピストやリラクゼーションセラピストが働く環境は、常に新しい知識や技術を学び続ける熱意が必要です。
セラピストの仕事は、常に進化しています。新しい施術方法や技術を積極的に学び、スキルアップを図ることが重要です。自分本位の考え方ではなく、お客様やクライアントの心に寄り添ったカウンセリングや施術技術の提供が必要になるでしょう。
日々の努力を怠らない、慢心せずに謙虚に接する、基本的なスタンスが整っているうえで、技術向上に尽力していく熱意が必要になるでしょう。
◎心身のバランスが良い人
セラピストというお仕事は、お客様やクライアントのパーソナルスペースに踏み込んでいくお仕事になります。
その為、大前提として、自分自身の心身の状態を管理し、バランス良く保つ能力が求められます。
セラピストは、クライアントの心身に寄り添い、癒しを提供する仕事です。
そのため、自分自身の心身の状態を安定させ、ストレスをうまく解消する能力が必要です。