あなたの体調不調の原因、それは〇〇の不足かもしれない(・o・)!?
2020/12/23
2020/12/23
皆さま、こんにちは!
これからどんどん長くなっていく日照時間にワクワクしているvilla江戸川店のさおりです(*’▽’*)
まだまだ寒さが厳しいこの季節、乾燥した空気や身体の冷えなどにより、風邪を引いたり、体調不良になったりしやすいですよね。しっかりと免疫力を高めたいところです(`・ω・´)キリ!
しかし、良質な睡眠・食事・運動、そしてストレスを貯めないことなどに気をつけていても、何だか不調が続くなあ・・と感じる時もありますよね。
それは私たちの身体に大切な“あるもの”が不足しているからかもしれません。
そこで本日は、私が体調管理の一環として毎日せっせと摂取している“あるもの”について、お話したいと思います^^
ずばりそれはこちら! 😀
「塩」です!!
😮「いやいや、塩を取りすぎたら高血圧になるだろう(=_=)」と思った方・・!
実はここで言う「塩」とは、「食塩(精製加工されたもの)」とは別物なんです。
「食塩」とは塩化ナトリウム(NaCl)の純度が99%以上です。
これは、海水中のナトリウムイオンと塩素イオンだけを抽出する化学工業的な製法によるためです。
一方、塩田による伝統的な塩の製法では、海水をまるごと凝縮して塩を作るため、主成分である塩化ナトリウムのほかに、塩化マグネシウム(にがりの成分)、硫酸マグネシウム、塩化カリウム、硝酸カルシウムなどのさまざまなミネラルも少量含まれているのです!これが「塩」です。
一般的に高血圧の原因と言われているのは、食塩(=塩化ナトリウム99%以上)の単独過剰摂取であり、「塩」ではありません。(さまざまな高血圧の動物実験のおいては「塩」ではなく「食塩」が使われています。)
😮「さまざまなミネラルが含まれていると言っても、ほんの少量じゃないか(=_=)」と思った方・・!
この海水のミネラルバランスがとっても重要なのです♪
なぜなら、私たちの身体の約60%は水分ですが、この体液と海水のミネラルバランスは似ているからです。
さらに、私たちが生まれる約280日間を過ごすお母さんのお腹の中の羊水のミネラルバランスもまた、海水とよく似ているのです。
それもそのはず、今の私たちにつながる細胞は約46億年前に「古代海水」の中で誕生しました。
(地球が誕生した当時の海には非常に強い酸が含まれていたとされ、この酸が岩石を溶かし、そのミネラルが酸を中和して古代の海の成分になったと言われています。)
進化とともに細胞の数が増えて、海水を体内に引き入れた、つまり「海」をそのまま体の内部に導入したことが、いわゆる「体内環境」のはじまりです。
生命は海から川へ、川から陸へと住む環境を変えてきましたが、なんと私たちの体内環境は、濃度も成分も「古代海水」と変わっていないと言われています(・o・)!
(ちなみに現代の海水は、古代海水よりも濃度が濃くなり、成分もやや異なっているそうです。)
ちなみに、人間を構成する元素トップ10は、
水素、酸素、炭素、窒素、カルシウム、リン、イオウ、ナトリウム、カリウム、塩素ですが、
これは海に最も多く含まれる元素トップ10とほぼ同じです(リンだけ海のトップ10には入っていません)。
私たちは海で生まれたのだなぁとしみじみ感じますね。
さて、私たちには体内環境(=血液・リンパ液・細胞間液といった体液のことです)を正常に保つ働き=「ホメオスタシス(恒常性)」がありますが、何らかの原因により体内環境が乱されてホメオスタシスが崩れると、健康体を維持できなくなり、さまざまな不調や病気が起こるのです。
現代の生活は、食品添加物や農薬などの化学物質、電磁波、病原性の細菌やウイルス、ストレスなど体内環境を乱す要因でみちています(;O;)
😮「じゃあ体内環境を整えるには何をすればいいの(=_=)?」と思った方・・!
すばり、「古代海水のミネラルバランス」を取り戻すことです♪
つまり海水のさまざまなミネラルを体内に取り入れるのです。
😮「か、海水を飲めと(=_=)!?」
現代の海水は古代海水より濃く、にがり成分が多すぎて下痢するおそれがあります。
そこで「塩」です!
海のミネラルを凝縮した塩であれば、水に溶かすことによって、スムーズに体内環境になじみます。
ミネラルバランスの取れた塩には、細胞を活性化し、新陳代謝を盛んにし、血流を促進し、傷を修復し、蘇生させる力があるのです♪
😮「でも過剰摂取になったらどうしよう(=_=)!?」
塩は多く取りすぎたとしても、ミネラルバランスさえとれていれば、汗や尿になって水とともに自然に排出されます。脂肪やコレステロールなどと違い、体内にとどまることがありません。
塩の「不足」はあっても「過剰」は起きないようになっているのです。むやみに塩分過多をおそれる必要はないということです。
さて、塩の主要成分はナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩素、イオウです。
このミネラルたちはチームとして働き、次にあげるように、生命維持に欠かせない役割を担っています。
・体液量や水分の調整
・体液の浸透圧を一定に維持
・体液のpHを弱アルカリ性に調整
・血圧の調整と栄養の吸収
・神経の興奮と鎮静
・筋肉の収縮と弛緩
・有害物質の解毒
ミネラルはチームとして働くと述べた通り、どれか一つをたくさん取っても健康を維持することは難しいのです。
ナトリウムとカリウム、カルシウムとマグネシウムはそれぞれ一定のバランスを保とうとしています。
お互いの動きを助け合うパートナー的存在であり、一方が過剰になったり不足したりすると、相対的なミネラルバランスが崩れてしまいます。
例えば、食塩(塩化ナトリウム)を取り続けていると、カリウムが不足します。
反対に、果物にはカリウムが多く含まれているので、食べ過ぎればナトリウム不足が起こります。
足りないミネラルは、貯蔵庫である骨から溶け出したり、細胞内からひっぱり出したりして、骨がもろくなったり、不調が出てきます。
またミネラルは体内では合成されないため、食事から取る必要があります。しかし、吸収されにくかったり、他の成分によって吸収を妨げられたり、体内に貯蔵できないものもあります。
ミネラルバランスが崩れないように適切に摂取することが大切です♪
😮「ミネラルバランスが崩れると大変だ(=_=)」と感じますよね。
では、塩の不足によるさまざまな症状をみてみましょう
(塩不足だけが原因とは限りませんので、ご留意ください)。
・食欲不振
・しゃっくり、げっぷ、吐き気
・下痢、便秘、腹痛
・胃下垂、胃弱、胃潰瘍
・貧血、低血圧、めまい
・冷える、寒がる
・頭痛、肩こり、腰痛
・動悸、息切れ
・性欲減退、インポテンツ
・生理痛、生理不順、不妊
・抜け毛、フケ、歯茎からの出血
・筋力低下、倦怠感、無気力
・ストレスに弱くなり、こわがる
・もの忘れ、認知症、うつ、ひきこもり
・視力低下、ドライアイ
・熱中症、むくみ
当てはまる症状はありましたか(・へ・)??
😮「YES (;´Д`)!」
と答えた方はぜひ積極的に“からだによい“塩を取りましょう^^
😮「じゃあ、どんな塩を選べばいいの(=_=)?」と迷った方・・
塩の原料と製法がポイントです♪
代表的な塩の原料は、海水のほか、海塩、岩塩、湖塩があります。
・海塩・・海水から作った塩は、ほかの塩の原料にも使われます。
メキシコやオーストラリアで生産されたものが大量に日本へ輸入されています。
・岩塩・・地殻変動により、陸に閉じ込められた内海が干上がって、地中に埋もれたもの。
・湖塩・・岩塩が雨水や地下水で溶けてたまったもの。
ちなみに岩塩は、おおもとは海水ですが、長い時間をかけて生成される過程で、ミネラル(塩類)が分離して結晶しています。また、結晶する過程で溶岩などが混入したりして、海水とはミネラルバランスが大きく異なるケースがあるそうです。
次に代表的な塩の製法は以下の通りです。
・イオン膜・立釜法 →イオン交換膜と電力で海水を濃縮し、立釜(真空蒸発缶)で加熱蒸発して結晶させる方法。→「塩化ナトリウム」を作る目的
・天日・平釜法 →塩田と太陽熱や風力などで海水を濃縮し、平釜で加熱蒸発して結晶させる方法。→塩田を利用した日本の伝統的な製法
・平釜法 →最初から平釜で加熱蒸発して海水を濃縮し、火力で結晶させる方法。
・逆浸透膜・平釜法 →逆浸透膜と圧力で海水を濃縮し、平釜で加熱蒸発して結晶させる方法。
・平釜・噴射乾燥法または加熱ドラム法 →海水を平釜で加熱蒸発し、加熱した空気とともに噴射したり、加熱したドラムに吹きつけたりして結晶させる方法。にがり分の調整が難しい。
・天日法 →塩田で海水を濃縮し、最後まで天日で蒸発して結晶させる方法。
・採掘法 →天然の岩塩や湖塩を掘り出す方法。
・溶解・立釜法または平釜法 →天日塩や岩塩などの原料塩を溶解し、立釜(真空蒸発缶)または平釜で加熱蒸発して結晶させる方法。精製塩や再製自然塩のメーカーなどが採用。
生命にとって必要なミネラルをすべて含む海水から直接生産された塩がよいことはいうまでもありませんが、100%海水を使用しさえすれば、いい塩ができるわけではありません(・o・)!
海水の持つミネラルをなるべくバランスよく塩に閉じ込める製法がいいのです。
天日法は塩田で最後まで海水を蒸発させて作るので、ミネラル分が一番入りそうですが、必ずしもそうではありません。なぜなら近代的な天日塩田では、ほぼ塩化ナトリウムの結晶だけを採取しており、ほかのミネラル分が失われた塩になっているためです。
日本へ大量に輸入されているメキシコやオーストラリアの天日塩はこうした方法で作られており、塩化ナトリウムの純度がとても高いのです。
こうした原料塩を溶解して再結晶させる製法で作られた塩も、原料段階で海水のミネラルバランスとはかけ離れているのです。
よって結論は・・!
いい塩を選ぶ基準は、海水だけを直接の原料として、伝統的な天日・平釜法で作られた塩となります。
これは「自然海塩」とも呼ばれています。
純度はメーカーによってかなり異なります。
残念なことに、食用塩公正競争規約により、商品・カタログなどには「自然海塩」と表示できないことになっています。
ぜひ、スーパーに売られている塩のパッケージを見てみてください。
食用塩には製造方法の表示が義務づけられていて、「原材料名」と「工程」が記載されています。
製造方法の表示例をご紹介します。
イオン交換塩の場合
原材料名:海水(瀬戸内海)
工程:イオン膜、立釜、乾燥
精製塩の場合
原材料名:海水(瀬戸内海)
工程:溶解、立釜、乾燥
自然海塩の場合
原材料名:海水(伊豆諸島)
工程:天日、平釜
再製自然塩の場合
原材料名:天日塩(95% オーストラリア、海水(5% 日本)
工程:溶解、平釜
岩塩(溶解採鉱)の場合
原材料名:岩塩(ドイツ)
工程:溶解、採掘、立釜、乾燥
さらに、栄養成分表示の欄で、マグネシウム・カリウム・カルシウムの含有量もチェックしましょう♪
私も近所のスーパーで売られている塩のラベルチェックをしに出かけましたよ(/・ω・)/
さて、塩を購入されたらぜひ、なめてみてください。
自然海塩はまろやかで、ほんのり甘みもありおいしいです♪
塩の味は主要な塩類のバランスで決まります。
おいしい塩は、この5つの塩類のバランスがいい塩なのです。
~5つの塩類の味~
・塩辛味(塩化ナトリウム)
・甘い無味(硫酸カルシウム)
・旨い苦み(塩化マグネシウム)
・コクのある苦み(硫酸マグネシウム)
・キレのある酸味(塩化カリウム)
自分に塩が不足しているときは、同じ塩でもすごく甘くおいしく感じ、
塩が足りているときは、味がきつく塩辛く感じるようです。
ぜひ皆さまの日々の飲料やお料理に、自然海塩を取り入れてみませんか(*^▽^*)?
以上、villa江戸川店さおりでした。
出典:村上譲顕『日本人には塩が足りない』(2009)
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