2022/10/30
秋に食べたいレンコン
秋がふかまり、蓮根が八百屋さんの店頭に並ぶようになってきました。
旬の食べ物は安くて栄養豊富ですから、なるべく食卓の献立に取り入れたいものですね。
レンコンの栄養パワー
蓮根は栄養豊富な食べ物です。古来から滋養あふれる食べ物として人々に親しまれてきました。
でんぷん
身体を温める効果があります。秋から冬にかけて身体を温めてくれるのは嬉しいですね。
ビタミンCが豊富
蓮根はビタミンCが豊富な食べ物。蓮根のビタミンCはみずに溶けにくく、また豊富に含まれているので熱を入れても相当量のビタミンCが残ります。
抗酸化作用
蓮根の切り口がすぐに変色するのはポリフェノールの一つ、タンニンの効果によるものです。抗酸化作用により、活性酸素を抑え、動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果があるとされています。
育つのにはなんと3年もかかる?
蓮根はその名の通り、蓮(ハス)の根です。水生植物で、公園の池や植物園で蓮の葉が池全体に広がっているところを見たことがある方も多いでしょう。あの水中の泥土にうまっているのが蓮根です。
そして、泥水につかった蓮根が種から育つまでにかかる時間はなんと3年!あのサイズになるまで農家さんが丁寧に育てて収穫してくれているのですね。
蓮根の収穫は、50cm~60cmの水の下にある泥土に手を突っ込んで蓮根の場所を探り当てながら手作業で行われます。
機械で収穫することもできますが、そうすると蓮根の表面に傷がついてしまい、商品価値が落ちてしまうとのこと。寒い時期の収穫はさぞかし大変でしょうね。
手作業で収穫することからこのようにきれいな蓮根が店頭に並んでいるのです。
また、水生植物なので、常に水にひたしていないと病気になってしまいます。
蓮根は豊富な水源が近くにないと安定して育てることができません。主な生産地は茨城県で、生産地シェアは50%。佐賀県、徳島県がそれぞれ10%程度です。
豊かな水をたたえ、栄養に富む土壌に恵まれた霞ケ浦湖畔では40年ほど前(1970年代)からさかんに蓮根が策付けされるようになりました。
季節によって味が変わる蓮根
蓮根は通年出荷されていますが、10月から12月が収穫の最盛期です。水面に出ている蓮の茎や葉を全部切り倒し、レンコンの生育を止めてしまいます。地下茎であるレンコンは泥の中で休眠状態となります。
夏から冬にかけてゆっくりとデンプン質をため込んでいくことから、同じ産地のレンコンでも収穫時期によって味わいが変化します。7月ぐらいから取れる蓮根はシャキシャキした食感が特徴。秋から冬にかけての蓮根はホックリ、モッチリとした食感が特徴になります。
いわれてみれば、冬の蓮根はほくほくした食感ですね。ごぼうやさといもとあわせて根菜がおいしくなります。
蓮根は調理しにくい?
栄養素に富む蓮根ですが、すこし調理がしにくいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私はきんぴら蓮根、筑前煮などにして食べることが多いです。
また、蓮根はすりおろすと食感がまったく変わる食べ物。そのまま炒める、煮るという調理法だとシャキシャキした食感の蓮根が、すりおろすとモチモチの食感になるのは不思議です。
すりつぶした蓮根を片栗粉でまとめて、焼いたり、揚げたりする蓮根餅は子供もパクバクたべてくれるおかずです。
みたらしあんをかけるとおやつに早変わりですね。
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