2020/12/25
浮腫ってなんだろう。水分と血行について
こんにちは!villa 清水有東坂店 角です。
体や顔、足のむくみが気になる、夜になると張ってしまうことはありませんか?
私自身も立ちっぱなしや運動不足の時にむくみが気になることが多いです。
聞きなれた言葉ではありますが、なぜむくみは起きるのでしょうか。
むくみが起こる仕組みと原因について説明していきます。
浮腫とは皮膚の下に余分な水分が溜まった状態を指します。
細胞外の水分はナトリウム。細胞内の水分はカリウムによって調整されており
2つのミネラルが一定の濃度を保ち体の生理機能を調整していますが、
ナトリウムを摂取しすぎた際に摂りすぎたナトリウムと一緒にカリウムも排出されてしまいます。
カリウムが減ることでナトリウムの作用によって必要以上に水分を溜め込んでしまい、浮腫が発生します。
塩分の摂りすぎると浮腫むと言われているのは過多となったナトリウムを排出する際にカリウムも出てしまい、
細胞内・外のバランスが崩れて水分を溜め込んでしまうためです。
また、その他の原因として血液の循環が悪いことも挙げられます。
特に足は心臓より下にあるため重力により血液が循環しずらくなる箇所になります。
長時間同じ姿勢でいることや立ちっぱなし、窮屈な靴・衣類を身につけることが
血液の流れを滞らせてむくみに繋がることがあります。
他にも、
・水分が不足している
・食事制限 水分の調節に不可欠な栄養素の摂取量も減ってしまう
・塩分、糖分の摂りすぎ
・睡眠前の飲酒
・睡眠不足
・運動不足
・肩こり
上記が浮腫の原因となります。女性の方が体の構造上男性に比べて浮腫やすいです。
特に肩こりは浮腫とは関係なくとも悩まれている方が多いと思います。
血行不良/筋肉の緊張により肩まわりの血流の巡りが悪くなり
不快感だけでなく鎖骨がリンパ全身の出口の為、
詰まり(余分な水分、古い細胞など)を発生してダイレクトに顔の浮腫にも影響します。
首も役5kgの頭を支えていて常に負担が掛かっているので対策としては
肩・首・鎖骨は定期的にマッサージを行い詰まりを防止することが大切です。
それでは浮腫が気になった場合具体的に何を行えば良いのでしょうか。
まず1つ目は余分に溜まった水分を排出するように促すことです。
カフェインには交感神経を刺激して腎臓の働きを活発にするので血管が広がり血流の流れが良くなることで尿の量が増えます。
コーヒーを飲むことでお手洗いの回数が増えるのはカフェインの作用によるものです。
また先程ご説明したとおり、カリウムはナトリウムを水分と一緒に排出する作用があります。
カリウムはお茶を飲むことでも身体に取り入れることが出来ますがそのほかにもお茶には様々な成分が含まれているのでいくつかご紹介します。
✿カリウム
ミネラルの一種。必要以上に水分や塩分をとった際排出を促し体内の水分量を調整します。
ナトリウムの再吸収を抑えて尿への排せつを促進。浮腫の原因を取り除きます。
✿イヌリン
水溶性の食物繊維の一種。ごぼうに多くふくまれていますがお茶にも含まれていることがあります。
腎臓の働きを助ける働きがあり、身体に不必要な水分と老廃物をスムーズに排出します。
✿亜鉛
ミネラルの1つ。貝類に多く含まれています(牡蠣など)
細胞の成長や修復に必須の栄養素です。
ホルモンの分泌を施す作用もあり、ホルモンバランスを整えます。
✿ヨクイニン
ハトムギの果肉。漢方に用いよられており、利尿効果を高めます。
毒素の排出も行う。
お茶だけでも多くの栄養素を摂取することが出来ます。
カリウムはアボカド・バナナ・ほうれん草にも豊富に含まれています。
ただ腎臓は悪い方が取り過ぎてしまうと不整脈を起こすことがあるので注意してください。
さらに体内の水分が多いからと不足させてしまうことも良くないです。
入ってくるのがいつかわからず溜め込もうとしてしまうので
寝る前に常温で1杯程度は補給する方が浮腫には効果的です♪
浮腫が起きたときの対処の2つめは血行をよくすることです。
血液の流れが良くなると、循環が良くなるので、血液が全身のあらゆる部位に十分な酸素や栄養素を運搬して供給してくれるようになります。それにより、内臓の動きも活発になります。
また、リンパの流れが良くなることで身体の至る所に溜まっている老廃物を回収してくれるので
リンパ節でろ過した後、身体の外に排出してくれます。
身体を冷やさないこと、血液の循環をよくすることで浮腫の対処・予防に繋がります。
❀お風呂に入る
血行がよくなるだけでなく、筋肉の緊張状態が解けるので肩こりにも効果があります。
水圧によって全身に程よいマッサージがされていることにもなり
寝る2~3時間前に入ることによって体温がゆっくりと下がって自然と眠りにつくことが出来ます。
❀睡眠
睡眠不足だと代謝が落ちて機能が低下してしまいます。30分早く寝ることを意識してみてください。
❀枕
高さが合わないと頸部を圧迫して血流が悪くなり
交感神経の緊張・首の筋肉の緊張を引き起こす場合があります。
その結果肩こり・頭痛に繋がります。肩・首周りのこわばりは顔の浮腫に影響もあり、
不快感にも繋がるので適切な枕を使うことが理想です。
また腰痛が気になる方も適切な枕を使用することで歪みがなくなり改善する可能性があります。
❀マッサージを行う
浮腫には筋肉に緊張感を与えないこと・血行をよくすることが有効です。
身体を(特に鎖骨周り)ほぐしてあげることで流れが良くなるのでマッサージは効果的です。
お風呂上がりなど身体が温まっている状態がおすすめです。
当店では、ゆったりと筋肉をほぐしていくもみほぐし
オイルを使い筋肉と血流をよくするアロマリンパマッサージ
ストレッチが加わるタイ古式マッサージ
アプローチ方法は異なりますが全ておすすめです。
3種類のマッサージをご紹介します。
【タイ古式マッサージ】
名前の通りタイから伝わった歴史のある伝統的なマッサージ。
こり固まった筋肉をゆるめていくことにより、血流が促され、
自律神経のバランスが整います。
ストレッチを行いながら身体をほぐすことが特徴で、
身体全体の柔軟性が高まるだけでなく身体に疲労を蓄積しにくくなります。
ツボではなくセン と呼ばれるエネルギーラインを刺激することも特徴の1つです。
【もみほぐし】
ほぐすことで筋肉の緊張が解けて肩こりや首こりの改善につながります。
固くなって血管を圧迫していた筋肉が緩むと血流がよくなり血行促進効果がもたらされます。
浮腫みやすいふくらはぎをほぐすことで全身の血行促進にも繋がります。
筋肉を傷つけて揉み返しを起こさないよう程よい強さで行うことが重要です。
またぎっくり腰や寝違えて痛みがある場合は内部で内出血が起きている可能性があるので
患部を揉むことはおすすめしません。
【リンパマッサージ】
固まった筋肉がゆるみ、緊張が解けて血流が良くなりこりや冷えの改善に繋がります。
リンパの流れが良くなり老廃物が体外に出やすくなります。
好みのアロマを加えることでリラックス効果をより得ることが出来ます。
浮腫は水分の摂りすぎで引き起こされるイメージがあったのですが、
血の巡りと栄養バランスが重要であることがわかりました。
この2つは食事や運動、水分補給、日々の生活習慣によって改善することが出来ます。
身体のこりにより血流の滞りはストレッチやマッサージで改善が見込めます。
ご自身で行うことも大切ですがリラックスしながらマッサージを受けたい場合は
ぜひ当店もご利用下さいませ❀ここまでお読みくださりありがとうございました!